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ガチャガチャでウクライナ支援 海田高生きょう・あす文化祭 缶バッジ入り 売り上げ寄付へ

 海田高(海田町)の生徒会などが、カプセル玩具の自動販売機「ガチャガチャ」を使ってロシアの軍事侵攻が続くウクライナの子どもたちへの募金活動をする。16、17日の文化祭で、校内に缶バッジ入りカプセルを売る2台を設置し、売り上げを寄付する。「楽しみながらできると寄付しやすいのではないか」と考えたという。(二井理江)

 生徒会と生徒のSDGs委員会、コリア文化同好会の企画。ガチャガチャは1回200円で、ウクライナ国旗の色の青と黄を背景にハトなどの模様をあしらった缶バッジ(直径約5・5センチ)2個が入ったカプセルが出る。カプセルは500個用意し、売り上げ全額を日本ユニセフ協会のウクライナ緊急募金窓口に寄付する。

 教員が7月に日本ガチャガチャ協会(東京)に協力を依頼したところ、同協会とガチャ商品販売会社から販売機の無償貸し出しや、缶バッジ、カプセルの無償提供の支援があったという。

 生徒会長の2年木下楓真(ふうま)さん(16)は「寄付することに慣れていない人も、ガチャガチャを通せば呼びかけに応じやすいだろうと思った」と説明。同会副会長の2年森高奈々さん(17)は「協会などの支援はありがたい。缶バッジをかばんに付ける人がたくさん出てきてほしい」と期待している。

 今年の同高の文化祭は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて外部の人は招かず、生徒と教員たちだけで行う。

(2022年9月16日朝刊掲載)

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