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秘密保護法 問題点学ぶ

 特定秘密保護法の問題点を学ぶ講演会が8日、広島市中区の広島クリスタルプラザであった。約60人が同法の撤廃を訴える講師2人の主張に聞き入った。

 日弁連秘密保全法制対策本部副本部長の井上正信弁護士(広島弁護士会)は「政策選択を誤り、重大な秘密が隠されることで戦争が引き起こされる」と強調。東京新聞の桐山桂一論説委員は「正しい情報を知らされない国民は、正しい方向に進めない」と述べた。

 医師と歯科医師でつくる県保険医協会が主催した。同協会は特定秘密を取り扱う人の適性評価で、医療機関に通院歴など医療情報の提供を国から求められる可能性があることから同法の成立に反対してきた。長谷憲理事長は「今後も廃止を求める動きを続けたい」と話していた。

(2013年12月10日朝刊掲載)

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