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被爆者の思い 写真で伝える 27日まで中区で企画展

 被爆者の思いを写真や映像で伝える企画展「わたしとヒロシマ」が24日、広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザで始まった。NPO法人ANT‐Hiroshima(中区)が主催し、27日まで。

 被爆者10人のポートレート写真を、平和を願う言葉とともに1人ずつ展示。昨年4月に84歳で亡くなった被爆者の岡田恵美子さんの遺品は、被爆証言の直筆原稿など約30点を紹介している。

 この日の開会式には、焦点を当てた被爆者10人のうち3人が出席。森下弘さん(91)はあいさつで「いまだ核兵器はなくならず、ウクライナでの戦争も続く」と危機感を表し、企画展で平和を訴える意義を強調した。期間中は在日韓国人被爆者で今年7月に93歳で亡くなった李鍾根(イジョングン)さんや岡田さんの生前の映像上映などもある。入場無料。

(2022年9月25日朝刊掲載)

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