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　日本原水協は２２日、核兵器の使用を改めて示唆する演説をしたロシアのプーチン大統領に対し「被爆国の運動として強く抗議し、核兵器の全面的廃絶に誠実に行動するよう強く要求する」とする書簡をまとめ、在日ロシア大使館にファクスし、メールも送った。

　広島と長崎の被爆の実態を踏まえ「核兵器の使用がもたらすのは、大量破壊と非人道的な破滅的結末しかない」と強調。「核兵器は人間として死ぬことも人間らしく生きることも許さない絶対悪の兵器。保有も使用も許されない」とした。

　広島県原水協もこの日、プーチン氏の発言を「平和と人類の生存に対する重大な挑戦」と批判し、ウクライナ侵攻の停止と核兵器廃絶への誠実な行動を求める抗議文をロシア大使館に送った。

（２０２２年９月２３日朝刊掲載）