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[2023広島サミット] 意義や歴史 学び深める 元宇品小児童 本社編集委員が授業

 広島市南区の元宇品小6年生が、来年5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)についての学習を進めている。地元ホテルが主会場候補に挙がっているのを受けた取り組み。26日は、中国新聞の田中美千子編集委員からサミット取材の体験談や被爆地開催の意義を聞いた。

 6年生の全8人が7月から総合的な学習の時間を使い、サミット参加国の構成や歴史を調べている。タブレット端末や新聞記事で集めた情報を模造紙にまとめ、近く校内で発表する。

 この日の授業では、田中編集委員が新聞記者の仕事ぶりに加え、2016年の伊勢志摩サミット(三重県)を多数の海外メディアと取材した様子を紹介。「被爆地に核兵器を持つ国のトップ3人が集う今回は、さらに注目度が高そう」と強調した。新原美言さん(11)は「すごく大事な会議だと実感した。何が話し合われ、その結果、何が変わるのか、さらに勉強したい」と意欲的だった。

(2022年9月27日朝刊掲載)

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