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出雲市長も申請を容認 島根原発安全審査

 中国電力による島根原子力発電所(松江市鹿島町)2号機の安全審査申請について、島根県出雲市の長岡秀人市長は10日、容認する考えを示した。

 長岡市長は、この日の同市議会総務委員会と原子力発電・新エネルギー調査特別委員会の合同委員会で、再稼働とは別と強調した上で「基本的に申請は認める」と述べた。一方で中電、国、島根県に求める13の要望案も示した。中電には立地自治体並みの安全協定締結や広域避難計画へのさらなる関与などを要求。国や県には広域避難計画の実効性向上などを求めている。

 要望案は、申請について県から意見照会を受けた場合に回答する案の一部。市と県が結んだ覚書では、県が国や中電などに原発に関する重要な回答をする場合、市の意見も反映するとしている。

(2013年12月11日朝刊掲載)

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