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[2023広島サミット] 伊勢・志摩 視察を開始 広島商議所、経験学ぶ

 広島商工会議所は27日、来年5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催へ向け、2016年に伊勢志摩サミットが開かれた三重県で視察を始めた。28日までの2日間。27日は伊勢市の伊勢商工会議所で懇談会を開き、官民の連携や機運の高め方について意見を交わした。

 両商議所の役員たち18人が出席した。16年に伊勢商議所会頭だった上島憲顧問が、若手や女性の経営者も交えた特別チームの発足、地元産の7種類の具材を入れたG7伊勢うどんの企画など当時の活動を紹介し、「国際化のチャンスと捉えた。サミット後を見据えた仕込みがあれば、さらによかった」と振り返った。

 広島商議所の役員は行政との連携や食事の手配、サミット後の経済効果などを質問した。伊勢商議所の役員からは「ウクライナ危機の中、広島から平和を発信する意義は大きい」との意見も出た。

 28日は志摩市を訪ねる。小飼雅道副会頭は「サミットの成功には、官民が一体となって取り組むことが大切だと学んだ。広島の魅力を発信する機会にしたい」と話した。(榎本直樹)

(2022年9月28日朝刊掲載)

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