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男性の国内最高齢 神石高原・中村さん 111歳 町長「お元気で」

 男性の国内最高齢となった神石高原町の中村茂さん(111)が27日、入江嘉則町長から長寿の祝福を受けた。同町福永の特別養護老人ホーム「神寿苑」で賞状と記念品の備前焼の花瓶を受け取った。

 入江町長は「町に最高齢の方がいるのは本当に名誉なこと。いつまでもお元気でお過ごしください」と声をかけた。中村さんは「町民一人一人の温かい支えがあったからこそです。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いします」と話し、集まった町や施設の職員たちに感謝の気持ちを伝えた。

 中村さんは1911(明治44)年生まれ。45年8月6日の米軍による原爆投下の3日後、がれき撤去のため広島市に入り被爆した。若い頃は町内で建設関係の仕事に就いていたという。

 コーヒーが好物で、この日も入江町長との記念撮影が終わると、入れたての一杯を「おいしいなあ」と味わっていた。(猪股修平)

(2022年9月28日朝刊掲載)

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