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日中国交正常化50年で石碑 安佐北の太田川沿いに設置

 広島市安佐北区亀山1丁目の太田川沿いに、1972年の日中国交正常化から50年を記念する石碑が設置された。日本と中国の交流を推し進める一般社団法人県華商会(同区)などが同法人の事務所脇に建てた。

 石碑は高さ1・6メートル、幅1メートル。両国の友好関係が世代を超えて継承されることを願う「日中友好世代相傳(そうでん)」と刻んでいる。20日に落成式と除幕式があり、広島や岡山、大阪の日中友好団体のメンバーたち約80人が集って完成を祝った。

 同法人は中国の行政や企業の関係者が視察で広島を訪れた際に案内役などを務めている。帰国した中国残留邦人のお年寄りを支えるデイサービスを安佐北区と中区で営む孫明会長(52)が、広島日中友好協会と話し合って碑を設置した。

 孫会長は「今後も広島を拠点に両国関係の発展や民間交流の促進、世界平和の実現に努力したい」と話している。(重田広志)

(2022年9月28日朝刊掲載)

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