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被爆者と意見交換 広島で来年4月12日 軍縮外相会合 広島市が開催検討

 広島市は11日、来年4月12日に市内である核兵器を持たない12カ国でつくる「軍縮・不拡散イニシアチブ」(NPDI)外相会合に合わせ、各国外相と被爆者の意見交換会や公開シンポジウムの開催を検討していることを明らかにした。

 市や広島県、広島商工会議所などでつくるNPDI外相会合支援推進協議会の計画では、被爆者や市民と、各国外相が意見交換する。公開シンポでは政府関係者たちが核兵器の非人道性に焦点を当て、廃絶策を話し合う。推進協と外務省が調整している。

 原爆資料館(中区)の見学や被爆者の証言を聴く会は、既に外相会合のスケジュールに入っている。

 市の及川享市民局長が11日の市議会一般質問の答弁で報告した。及川局長は「(平和首長会議が目標とする)2020年までの核兵器廃絶の実現を願うメッセージを国内外に発信したい」と述べた。 (岡田浩平)

(2013年12月12日朝刊掲載)

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