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入院患者に美容師奉仕 原爆病院

 広島市南区のニュー双葉美容室の美容師たちが11日、中区の広島赤十字・原爆病院で、入院患者の髪を整える出張ボランティアをした=写真。

 病院を訪れたのは、沖絹子社長(65)と従業員の計6人。談話室や病室で、入院患者35人に「早く元気になってください」「もっときれいになりましょう」と声を掛けながら、髪をカットしたり、パーマをかけたりした。大手化粧品メーカーの美容部員3人も奉仕に参加し、化粧やマッサージのサービスをした。

 被爆者の柳橋佳枝さん(79)=南区=は「気持ちが明るくなった。元気に正月を迎えられそうです」と喜んだ。

 同美容室の出張ボランティアは、被爆者だった先代社長の沖従子(よりこ)さん(1982年に58歳で死去)が同病院に入院した際、従業員に髪を切りに来てもらったのがきっかけ。57年から夏と冬に続けている。

(2013年12月12日朝刊掲載)

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