「はだしのゲン」 三次市議、撤去訴え
13年12月12日
広島県三次市議会の杉原利明市議(真正会)が11日の一般質問で、松江市教委が小中学校に対して閲覧を制限していた漫画「はだしのゲン」を取り上げて「反国家的で学校図書に向かない。三次市内の学校から速やかに撤去するべきだ」と訴えた。
杉原市議は旧日本軍の残虐な行為の場面に触れ、「そのような史実はなく捏造(ねつぞう)だ」と指摘。「明らかに教育目的に反する」と批判した。
市教委の白石欣也教育次長は「戦争の悲惨さを伝える学習資料として県内でも評価を受けている」と答弁し、今後も学校での閲覧を続ける考えを強調した。
市教委によると、はだしのゲンは市内36小中学校のうち24校に置いてある。
(2013年12月12日朝刊掲載)
杉原市議は旧日本軍の残虐な行為の場面に触れ、「そのような史実はなく捏造(ねつぞう)だ」と指摘。「明らかに教育目的に反する」と批判した。
市教委の白石欣也教育次長は「戦争の悲惨さを伝える学習資料として県内でも評価を受けている」と答弁し、今後も学校での閲覧を続ける考えを強調した。
市教委によると、はだしのゲンは市内36小中学校のうち24校に置いてある。
(2013年12月12日朝刊掲載)