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[2023広島サミット] 歴史や意義 学習成果発表 元宇品小6年生 工夫凝らす

 来年5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)について学んでいる元宇品小(南区)の6年生が、29日の授業で成果を発表した。クイズを盛り込むなど工夫を凝らし、サミットの歴史や被爆地開催の意義を5年生に伝えた。

 6年生の全8人が三つの班別に、新聞記事やインターネットで調べた情報を模造紙にまとめた。黒板に張り、7カ国のグループを指す「G7」の意味や国内の過去の開催地、一時は参加していたロシアが外された経緯などを紹介。広島開催の意義を考えた班は「平和への思いや被爆の実態、復興を遂げた姿を知ってもらえる」「経済活性化につながる」などを挙げた。

 各国の国旗や首脳の名前を取り上げたクイズも好評で、5年生の15人は競うように手を挙げて答えていた。

 6年生は地元のホテルが主会場候補になったのを受け、今年7月に学習を始めた。森保悠哉さん(11)は「知らないことを自分たちで調べるサミット学習は楽しかったし、5年生の反応も良かった。地元の魅力も再発見して、世界の人たちに伝えたい」と話した。6年生は今後、元宇品の歴史や自然について調べ、サミットのため海外から訪れる人たちに伝える方法を探る。(田中美千子)

(2022年9月30日朝刊掲載)

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