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島根原発安全審査 松江市議会委も容認

 中国電力が島根原子力発電所(島根県松江市鹿島町)2号機の再稼働に向け、安全審査申請の事前了解を松江市に求めている問題で、同市議会島根原子力発電対策特別委員会(立脇通也委員長、9人)は12日、申請を容認する姿勢を示した。

 市民団体が出した陳情2件の取り扱い協議で示した。陳情は再稼働への慎重な判断と、申請を認める前に市民説明会の開催を求める内容。質疑で「安全審査は再稼働ありきではない」「申請段階で説明会は不要」など申請容認の声が強く、ともに不採択とした。

 一方、市執行部は、事前了解要請への回答に意見を付けることを委員たちに表明した。

 立脇委員長は終了後「再稼働へ慎重になるのは当然だが、その段階ではないということ。説明会は再稼働の是非を議論する段階では、公民館単位で必要になるだろう」と語った。(土井誠一)

(2013年12月13日朝刊掲載)

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