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[2023広島サミット] 警察官200人を「警護員」に指名 県警

 広島県警は3日、来年5月に広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、各国の首脳や政府関係者などの要人警護を担う「サミット警護員」の指名式を坂町の県警察学校で開いた。

 サミット警護員は、県警本部や各警察署で推薦された警察官約200人。それぞれ日常業務と並行して訓練を受け、警護対象者の安全確保に必要な知識や技能を養う。

 指名式で森元良幸本部長は「不測の事態が起こることを想定し、『最後の砦(とりで)』の自覚で訓練や任務に臨んでほしい」と訓示した。代表して指名通知書を受け取った総務課の佐藤賢企画官(49)は報道陣の取材に「自信を持ってサミットを迎えられるよう訓練に取り組む」と決意を語った。

 県警はサミット期間中、全国の警察本部からの応援も含めて最大時で2万人を超える警備態勢を想定している。(堅次亮平)

(2022年10月4日朝刊掲載)

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