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岩国基地議連協も容認確認 米給油機岩国移転

 山口県議会と岩国市、大竹市、山口県和木町、周防大島町の4市町議会の各議員連盟でつくる「岩国基地問題議員連盟連絡協議会」は14日、岩国市役所で代表者会議を開き、KC130空中給油機の先行移転について容認することを確認した。

 同協議会代表で県議会の畑原基成副議長や岩国市議会の桑原敏幸議長たち6人が出席。岩国市の福田良彦市長が来年夏の移転受け入れを認めたことを踏まえ、各議会の状況を報告した。

 桑原議長は「沖縄の負担軽減を考えると、やむなしという思い」と説明。大竹市議会は「特に議会で問題提起はない」とし、県議会と2町議会の代表は、岩国市の意向を尊重する方向性だとした。

 新たな負担の受け入れに「2市2町が潤う形にしなければ意味がない」「基地とともにまちづくりを」などの意見も出た。早い段階での情報共有も申し合わせた。

 参加した議員連盟には、大竹市を除き、各議会でいずれも過半数の議員が所属している。畑原代表は協議会終了後、山口県庁で藤部副知事に会い、地域振興策などを国にあらためて要望するよう伝えた。藤部副知事は「しっかり受け止めて対応したい」と答えた。(野田華奈子、村田拓也)

(2013年12月15日朝刊掲載)

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