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[2023広島サミット] 平和の願い 世界へ発信 県民会議ロゴ 基町高生がデザイン

 来年5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、地元官民でつくる広島サミット県民会議は13日、県民会議の公式ロゴを発表した。基町高(中区)創造表現コースの2年生5人が、平和の象徴のハトが羽ばたく様子を鮮やかな折り紙模様でデザイン。もてなし機運の醸成へ、市民や企業に幅広く使ってもらう。

 ハトの羽ばたきを表現した折り紙模様には、広島県内の市町数と同じ23枚を図柄に取り込んでいる。キャッチフレーズは「ここから世界へ、ここから未来へ」。被爆地からの平和の発信と、次世代につなぐメッセージを込めたという。

 県民会議事務局が、若い世代にサミットへの関心を高めてもらうきっかけにしようと、デザインなどを学ぶ基町高創造表現コースに制作を依頼した。サミットの関連イベントの告知や、広島市中区の平和大通りに掲げるバナーに活用する。事務局に申請すれば、市民団体や民間企業も使える。

 この日、生徒5人が市役所で松井一実市長に会い、披露した。清原結香さん(16)は「被爆地の高校生ならではの発想で表現できた。平和への願いが世界へ届いてほしい」と願った。(川上裕)

(2022年10月14日朝刊掲載)

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