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西平和大橋 年内に修復へ 昨年12月に車衝突事故で破損 当事者側が近く着工

 昨年12月に乗用車の衝突事故で破損した広島市中区の本川に架かる西平和大橋の欄干について、市は17日の市議会決算特別委員会で、事故当事者が年内に修復する見通しを明らかにした。世界的な彫刻家イサム・ノグチによるデザインを損なわないようにする。

 事故は昨年12月19日未明に発生。乗用車が単独事故で上流側の欄干にぶつかり、一部でコンクリートの表面が割れて鉄骨がむき出しになった。市は現在、応急処置としてブルーシートで覆っている。

 特別委で、市道路管理課が「今年8月に事故当事者から修繕計画の提出を受けた」と説明。イサム・ノグチ日本財団(高松市)に技術的な内容を確認してもらったという。事故当事者側が工事業者に依頼して、近く着工し、年内に終える予定としている。

 西平和大橋は1952年に完成した全長約100メートル。4月には軽乗用車が縁石を越えて歩道の自転車をはねる事故も発生した。(川上裕)

(2022年10月18日朝刊掲載)

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