安来市が申請容認 島根原発安全審査
13年12月18日
中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)2号機の安全審査申請について、島根県から意見照会されていた原発30キロ圏の安来市は16日、申請を容認する回答案を市議会全員協議会に示し、了承された。
回答案は申請を了解するとした上で、中電との安全協定締結への支援などを県に要請。中電と原子力規制委員会に、再稼働は別に協議することや、規制基準以上の安全対策措置などの意見を付けた。
市執行部は「安全対策を審査してもらわないと安心できない」と容認理由を説明。原発の安全性や避難への不安を訴え反対する議員もいたが、賛成多数で了承された。
新田典利副市長は14日の住民説明会とこの日の質疑を踏まえ、国にエネルギー政策と原発の位置付けの説明を求めることなども必要と、回答案にさらに意見を加えて県に提出するとした。18~20日に提出予定。(土井誠一)
(2013年12月17日朝刊掲載)
回答案は申請を了解するとした上で、中電との安全協定締結への支援などを県に要請。中電と原子力規制委員会に、再稼働は別に協議することや、規制基準以上の安全対策措置などの意見を付けた。
市執行部は「安全対策を審査してもらわないと安心できない」と容認理由を説明。原発の安全性や避難への不安を訴え反対する議員もいたが、賛成多数で了承された。
新田典利副市長は14日の住民説明会とこの日の質疑を踏まえ、国にエネルギー政策と原発の位置付けの説明を求めることなども必要と、回答案にさらに意見を加えて県に提出するとした。18~20日に提出予定。(土井誠一)
(2013年12月17日朝刊掲載)