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広島の若者、マーシャル諸島と連携 「グローバルヒバクシャ」オンライン学習会を企画

きょう開幕イベント

 広島出身の若者たちが、核兵器の製造や核実験などで被害を受けた世界の「グローバルヒバクシャ」の現状を学ぶオンライン学習会を11月から始める。米国が核実験を重ねたマーシャル諸島などの若者と連携した活動を目指す。10月24日夕、開幕イベントを開く。

 企画したのは瀬戸麻由さん(31)=呉市=と、広島市出身で早稲田大2年の高垣慶太さん(20)。2人は6月にオーストリアであった核兵器禁止条約第1回締約国会議の際、マーシャル諸島やオーストラリア出身の同世代と交流。このつながりを深め、世界の核被害に目を向けようと思い立った。

 平和活動に取り組んでいる、または核問題に関心を持つ35歳以下が対象。月1回開き、各回定員20人。瀬戸さんは「共に学び行動する仲間をつくりたい」と呼び掛ける。来年11月に米国である第2回締約国会議でのイベント開催を目指す。

 24日は午後7時、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で開始。「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の川崎哲(あきら)国際運営委員が出演する。開始直前まで申し込み可能。https://youth4hibakusha.mystrikingly.com 動画投稿サイト「ユーチューブ」に同時配信する。(新山京子)

(2022年10月24日朝刊掲載)

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