袋町小平和資料館 入館50万人達成 広島市中区
22年10月23日
原爆投下後に被爆者たちが校舎の壁に記した伝言などを保存展示している袋町小(広島市中区)平和資料館の入館者総数が22日、50万人に達した。
資料館は2002年4月、爆心から460メートルにあった袋町国民学校西校舎の一部を改修して市が設けた。鉄筋コンクリート造りの地下1階、地上2階。被爆者たちが家族や知人の安否情報を書いた壁の一部などが飾られている。爆風などで破損したドアや窓なども展示している。
入館50万人目となった江津市の高校教諭菅原亮太さん(27)にはこの日、同館運営協力員の藤林浩二さん(70)から記念品の銅板製折り鶴が贈られた。菅原さんは「被爆後に家族たちの消息を伝言していたと初めて知り、すごいことだと思った」と話していた。(前田薫奈)
(2022年10月23日朝刊掲載)
資料館は2002年4月、爆心から460メートルにあった袋町国民学校西校舎の一部を改修して市が設けた。鉄筋コンクリート造りの地下1階、地上2階。被爆者たちが家族や知人の安否情報を書いた壁の一部などが飾られている。爆風などで破損したドアや窓なども展示している。
入館50万人目となった江津市の高校教諭菅原亮太さん(27)にはこの日、同館運営協力員の藤林浩二さん(70)から記念品の銅板製折り鶴が贈られた。菅原さんは「被爆後に家族たちの消息を伝言していたと初めて知り、すごいことだと思った」と話していた。(前田薫奈)
(2022年10月23日朝刊掲載)