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被災地にサンタの贈り物 実行委 子ども60人訪問へ

 「東日本大震災被災地の子どもたちへクリスマスプレゼントを!実行委員会」は24、25の両日、東日本大震災の被災地を訪ね、子ども約60人に贈り物を届ける。妻子が福島県で暮らす、実行委代表で広島市西区の人材育成コンサルタント寺沢正寛さん(37)は「被災地に笑顔を届けたい」と準備を進めている。

 計画では、初日は福島県のいわき、南相馬、会津若松の3市の家庭を訪ね、ゲーム機やバスケットボール、手袋などを手渡す。25日は岩手県陸前高田市で、子どもたちを招いたパーティーを開き、贈り物を配る。

 実行委は2011年に発足した。寺沢さんと市内の芸術家、エステティシャンの計3人で活動している。

 昨年夏は被災地5カ所で交流会を開催。今回は、交流会で知り合った子どもにそれぞれの希望の品を贈る。インターネット交流サイトフェイスブック(FB)で協力を呼び掛け、全国の約50人が商品を購入して、実行委に託した。

 かつて会社員だった寺沢さんは震災後、東京から広島に転勤、独立した。妻と小学2年の双子の息子は、妻の実家で暮らす。寺沢さんは「子どもが笑っていると大人も元気になる」と意義を説明している。(小笠原芳)

(2013年12月18日朝刊掲載)

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