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平和願う 光のアート 高校生がオブジェ作り 中区

■記者 水川恭輔

 広島市の高校生たちでつくる「世界の子どもの平和像(せこへい)をつくる会ヒロシマ」が28日、中区の市青少年センターで、高さ約4メートルのオブジェ「光のドーム」の制作を始めた。

 総勢300人が一枚一枚、平和のイメージを8色のフィルムを使ってアクリル板(縦25センチ、横18センチ)にデザインする計画。これをドームの骨組みにつるし、内側からライトアップする。初日は約30人が母親のおなかの中の子どもやハートマークを表現していた。

 崇徳高1年児玉竜太郎さん(15)は「青い空を飛ぶハトに、戦争のない自由な世界への願いを込めた」。今後は市内の学校にも板の制作を呼び掛ける。ドームは8月1~7日、不動院(東区)で開く「せこへい美術館」で展示する。

(2009年6月29日朝刊掲載)

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