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島根原発の安全審査申請 松江市長 20日にも容認

 島根県松江市の松浦正敬市長は17日、中国電力から求められている島根原子力発電所(同市鹿島町)2号機の安全審査申請の事前了解について、市議会全員協議会で議員、会派の意見を聴いた。申請を認める意見が大半だったため、松浦市長は市議会定例会最終日の20日にも容認を表明する考えを示唆した。

 6会派のうち最大会派の松政クラブ(12人)など4会派が「専門家が審査しないと(再稼働の是非を)判断できない」「島根原発には使用済み核燃料があり審査を受けるべきだ」などの理由で容認を表明した。

 共産党市議団(3人)と3議員は「再稼働への道を開く」「説明会を開かず住民合意がない」などと反対。1会派は意見がまとまらなかった。三島良信議長は会派構成人数から「大半が了承」と結論付けた。

 松浦市長は終了後、明言は避けたが「審査後に大きな決断をする際に、住民への説明を検討しなければいけない」と、容認姿勢をあらためて示した。(土井誠一)

(2013年12月18日朝刊掲載)

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