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「サミット前後はホーム戦できず」 2週間 警備など理由 カープ、NPBに申し入れ

 広島東洋カープが、来年5月19~21日に広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)の期間を含む2週間、本拠地マツダスタジアムでの試合を実施できないと日本野球機構(NPB)に申し入れた。警備などの問題が理由。G7サミット開催の日程が決まった直後に伝えていたという。了承される見通し。

 期間はG7サミット開催前の5月8日から22日までの2週間。各国首脳や政府関係者、警備する警察関係者が一斉に広島に訪れるため、ビジターチームのホテルの確保が困難になると予想される。大規模な交通規制の影響で移動に制限がかかり、ファンの観戦にも支障を来すと判断した。

 広島が2週間、敵地で試合を行うのは、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを下げるため移動を極力減らす変則日程が組まれた2020年以来。野間峻祥外野手は「経験もあるし、決まればやるだけ。人工芝の球場での試合が続く可能性もあると思うので、コンディションに気を付けながら勝っていきたい」と話した。(池本泰尚)

(2022年10月27日朝刊掲載)

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