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独ケルン社長が平和公園で献花 サッカー サンフレと提携

 サッカードイツ1部ケルンのフィリップ・トゥルホフ社長が28日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。「この地で起きたことを学び、次世代につなげていきたい」と誓った。

 トゥルホフ氏はクラブ関係者と共に慰霊碑に一礼し、花輪を手向けた。記者団の取材に、本拠地のケルン市は第2次世界大戦で空襲被害に遭ったと説明し「戦争被害から立ち上がった街のクラブとして、広島とのつながりを続けたい」と話した。

 献花前には市役所で松井一実市長と面会。松井市長はケルン市が平和首長会議の加盟都市だと紹介し「若い選手の平和学習を含め、ケルン市と連携して交流したい」と伝えた。

 トゥルホフ氏は、昨年9月にケルンとJ1サンフレッチェ広島が結んだ育成業務提携の協議のため、来日した。

(2022年10月29日朝刊掲載)

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