×

ニュース

「オバマ大統領を呼ぼう」 修道大教授招き勉強会

■記者 明知隼二

 オバマ米大統領を広島に呼ぶ活動をしている「中高生ノーニュークネットワーク広島」のメンバー10人が29日、大島寛・広島修道大教授(アメリカ論)を招き、中区でオバマ氏の人物像や米国民の核兵器に対する考え方などを学んだ。今後具体的にどのような活動を展開するかを考えるために、メンバーたちが企画した。

 大島教授は、米国民の多くが核兵器の正当性や抑止力を信じていると説明。「その中で廃絶を口にしたオバマ氏は、核兵器は必要ないという私たちの常識を共有している」との見方を伝えた。

 一方で、核兵器をなくすためには国際的な機運づくりが必要だとし、「皆さんには活動を通じ、その環境をつくるプロセスに参加してほしい」とエールを送った。

 広島女学院高2年の高本友子さん(16)は「核兵器廃絶は、現実的にはとても難しいことだと分かった。でも米国民は『核兵器のない世界』を目指すオバマ大統領を選んだ。廃絶の可能性はある」と意気込みを新たにしていた。

(2009年6月30日朝刊掲載)

関連記事
オバマ大統領を呼ぼう 団体名決め活動本格化(09年6月30日)
米大統領招聘へ 広島の中高生 教授招き勉強会(09年6月 3日)
「オバマ大統領を広島に」 市内通学の中高生が活動開始(09年6月 1日)

年別アーカイブ