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松江市長が容認表明 島根原発審査申請 24日に中電へ伝達

 島根県松江市の松浦正敬市長は20日、中国電力から求められていた島根原子力発電所2号機(同市鹿島町)の再稼働に向けた安全審査申請の事前了解について、容認を正式に表明した。24日、同市役所で中電の苅田知英社長に伝える。

 既に容認を決めている島根県も24日に回答する。県と市が容認を伝えるのを受け、中電は同日にも原子力規制委員会に申請する。

 松浦市長は、この日の市議会本会議で「市議会全員協議会、市の安全対策協議会(安対協)での意見を踏まえ、申請を了承する」と表明した。再稼働の是非は、安全審査終了後、国や中電の説明や市議会、安対協の意見を聞き、総合的に判断するとした。

 中電と規制委には、新たな知見が出た場合の速やかな対応や丁寧な情報提供、厳格な審査などを要請する考えも示した。24日に中電へ6項目、25日には規制委事務局の原子力規制庁を訪れ9項目を要請する。県の溝口善兵衛知事も26日に規制庁を訪れ、県の要請文を同原発30キロ圏の鳥取県と5市の意見とともに提出する。(土井誠一)

(2013年12月21日朝刊掲載)

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