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　政府は、各国の政治指導者たちを被爆地広島に招いて核軍縮の方策を議論する「国際賢人会議」を１２月１０、１１両日に開催する方向で最終調整に入った。被爆者との面会や原爆資料館の視察も日程に組み込む。来年５月に広島市である先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）に向け、機運を醸成したい考えだ。政府関係者が４日、明らかにした。

　旗振り役の岸田文雄首相は、ウクライナに侵攻したロシアが核兵器使用の可能性を示唆している状況などに触れ、「核兵器のない世界」を目指す重要性を説くとみられる。

　首相が外相時代の２０１７年に創設した有識者による「賢人会議」を発展させた形で、顔ぶれを元職を含めた世界の政治指導者に広げた。（樋口浩二）

（２０２２年１１月５日朝刊掲載）