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[2023広島サミット] 警戒警備での連携確認 市長や県警本部長

 広島市と県警のトップが行政課題について意見交換する定例の連絡会議が10日、広島市中区であった。来年5月に市内である先進7カ国首脳会議(G7サミット)の警戒警備での連携を確認した。

 松井一実市長や森元良幸県警本部長たち約30人が冒頭を除いて非公開で協議した。市と県警によると、市は自然災害や火災などに対応する体制づくりを進めると説明。県警は陸上や海、空とサイバー空間でのテロ攻撃に備える考えを示した。会場周辺の交通規制では市民や企業に理解と協力を求め、周知を図ることで一致した。

 松井市長は「関係機関が一体となってサミットの開催を支え、平和文化を世界中に働きかける機会にしたい」と強調。森元本部長は「国際テロの脅威が続いているが、市民を守ることは県警の責務。総力を挙げ、警備を完遂する」と話した。(川村正治)

(2022年11月11日朝刊掲載)

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