パレスチナ現状 映像などで報告 広島市中区
13年12月24日
パレスチナ問題の取材を長年続けるジャーナリスト土井敏邦さん(60)=横浜市=の講演会が21日、広島市中区の市まちづくり交流プラザであった。パレスチナ人の厳しい現状を広く知らせようと市民団体「広島・中東ネットワーク」が企画し、約40人が参加した。
土井さんは、イスラエルが境界を封鎖しているガザ地区の問題を報告。「医薬品不足で病院が機能せず、住民が苦しんでいる」と訴えた。別の町でイスラエル軍が住民を追い出し家を破壊する映像も公開。「戦闘行為は終わったが、人の尊厳を奪う構造的暴力は続いている」と強調した。
東区の広島市立大2年谷口淑子さん(19)は「多くの人の苦しみを実感した。今後は関心を持ちたい」と話していた。
(2013年12月22日朝刊掲載)
土井さんは、イスラエルが境界を封鎖しているガザ地区の問題を報告。「医薬品不足で病院が機能せず、住民が苦しんでいる」と訴えた。別の町でイスラエル軍が住民を追い出し家を破壊する映像も公開。「戦闘行為は終わったが、人の尊厳を奪う構造的暴力は続いている」と強調した。
東区の広島市立大2年谷口淑子さん(19)は「多くの人の苦しみを実感した。今後は関心を持ちたい」と話していた。
(2013年12月22日朝刊掲載)