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広島ドラゴンフライズ 思い届け 原爆の子の像に折り鶴 観客らの800羽

 プロバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の広島ドラゴンフライズは14日、折り鶴を平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像にささげた。今月の市の平和文化月間に合わせ、平和への願いを込めて観戦客たちに折ってもらった。

 浦伸嘉社長(42)と寺嶋良選手(25)が原爆慰霊碑に黙とうした後、原爆の子の像を訪れ、そばの展示ブースに、折り鶴の再生紙で折った800羽の束をつり下げた。寺嶋選手は「平和は当たり前ではないと、世界での紛争を見て感じている。広島から世界に平和の重要性が伝わるように、少しでも貢献したい」と話した。

 折り鶴は、10月22日の広島サンプラザ(西区)でのホーム戦などで来場者に呼びかけた。昨年に続く2回目の試み。浦社長は「広島のプロスポーツクラブとして、使命感を持って平和の尊さを発信したい」と語った。(宮野史康)

(2022年11月15日朝刊掲載)

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