ニュース

　廿日市市は１４日、来年５月に広島市で開かれる先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）開催のおおむね１カ月前から終了までの期間、主催する行事の延期を検討する方針を決めた。サミット開催に伴う交通規制による混乱を避け、市の安全対策を徹底する目的。

　市役所で同日開いた部長以上の幹部会議で決定した。対象は、市が主催するスポーツ、文化イベント。市民団体などが市の公共施設で期間中に各種大会や催しを予定している場合についても、延期を検討するよう申込窓口などで呼びかけるという。

　サミットで各国首脳の訪問が検討されているとされる宮島では、宮島小、中へ運動会をサミット後にするよう求めている。

　幹部会議は、市の２０２３年度予算編成を前に開いた。胡孝行経営企画部長は「市民に早めに市の方針を示し、生活などに混乱が生じないよう周知したい」と話している。（永井友浩）

（２０２２年１１月１５日朝刊掲載）