×

ニュース

欧州で訴えた核廃絶 高校生の小桜さん報告

 高校生国際理解セミナーが23日、広島市中区の市青少年センターであった。広島大付属高1年小桜智穂さん(15)=安佐南区=は、高校生平和大使として国連欧州本部で核廃絶を訴えた経験を報告。「高校生だからこそできることがある」と呼び掛けた。

 長崎市の市民団体が選んだ全国20人の第16代「大使」の一人の小桜さんは、高校生約40人を前に発表。スイス・ジュネーブの国連欧州本部で8月に、核廃絶を訴えるスピーチができたことを振り返り「高校生だから手を差し伸べ、耳を傾けてくれる人がいる」と強調した。

 ジュネーブ軍縮会議のサレバ事務局次長から「魂のこもったスピーチ」と評されたことも紹介。「間違いを間違いだと主張し、大人の心の内側を揺さぶることができる」と語った。

 セミナーは広島ユネスコ協会などが主催。「持続可能な平和な世界」をテーマに、高校生同士でアイデアを出し合う意見交換もあった。(馬場洋太)

(2013年12月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ