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　島根県原爆被爆者協議会前会長の原美男（はら・よしお）さんが１３日、老衰のため安来市の病院で死去した。９５歳。雲南市大東町出身。自宅は松江市玉湯町湯町１５８２の５。葬儀は近親者で行う。一般焼香は１６日午前１０時から松江市大庭町１２１４の１、平安祭典松江会館で。喪主は長男徹（とおる）さん。

　１８歳の時に召集を受け、広島の旧陸軍工兵隊に入隊。１９４５年８月６日朝は当時の祇園町（現広島市安佐南区）の兵舎におり、９日から市内で遺体の収容作業に当たった。終戦後は教職に就き、２００９年６月から２２年６月まで同会の会長を務めた。小中学校での証言活動や同会の結成５０年史「被爆者は訴え語り続ける」の編集などに尽力した。

（２０２２年１１月１５日朝刊掲載）