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[2023広島サミット] 松井市長、財政支援要望 総務相らに警備など5項目

 広島市の松井一実市長は15日、寺田稔総務相や斉藤鉄夫国土交通相らを各省に訪ね、来年5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、平和記念公園(中区)の警備やインフラ整備などに必要な財政支援を求めた。

 外務と総務、国交の3省で大臣や政務官に書面を手渡した。要望は計5項目。各国首脳の訪問が想定される平和記念公園の立ち入り規制や道路改修に掛かる費用への支援を訴えた。災害やテロの警戒に当たる消防本部の通信設備を調達するための財源確保も求めた。

 外務省では財政支援のほか、首脳による原爆慰霊碑への献花や平和をテーマにした会議の開催も要請した。会談後、松井氏は「ヒロシマの思いを伝え、受け止めていただいた」と話した。サミット成功に向けて連携していくことを確認したという。(山本庸平)

(2022年11月16日朝刊掲載)

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