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通訳・ガイド協会 30周年で決意新た 記念行事

 全国通訳案内士でつくる「ひろしま通訳・ガイド協会」(HIGA、畝崎雅子会長)は、創立30周年記念行事を広島市中区のCLiP HIROSHIMA(クリップ・ヒロシマ)で開いた。世界から訪れる観光客のガイドや通訳、翻訳を通じて、広島の魅力PRと平和発信を担い続けることを誓い合った。

 HIGAは広島アジア大会を2年後に控えていた1992年に発足。当時を古谷章子前会長らが討論で振り返った。藤井正一元会長は「被爆から復興した広島の姿を見てもらおう、と開催が決まったものの地方都市では初。無い無い尽くしの中、通訳やおもてなしで貢献した」と語った。

 現在、HIGAには計8カ国語に対応する広島県内と近隣の234人が会員として登録する。新型コロナウイルス禍を経て、インバウンド(訪日外国人客)の盛り返しや、来年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)広島開催など明るい材料も。畝崎会長は「被爆地のガイドには他にない役割がある。共に研さんを積みながら、各地域の国際化へ力になりたい」と話していた。

(2022年11月21日朝刊掲載)

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