×

ニュース

福島の被災者にミカン465箱贈る 周防大島町

 山口県周防大島町は24日、福島県いわき市の仮設住宅で暮らす東日本大震災の被災者に特産のミカン465箱(1箱9キロ)を贈った。両市町ともに米国ハワイ州カウアイ島と交流がある縁で、2011年から毎年、ミカンを贈呈している。

 同町久賀のJA山口大島柑橘(かんきつ)選果場で出発式があり、椎木巧町長は「震災後、3回目の冬を迎えたが、まだ多くの方が仮設住宅で暮らしており、一日も早い復興を応援したい」とあいさつ。ミカンを積んだトラックは、関係者の見守る中、いわき市に向かった。

 ミカンは26日にいわき市に到着。周辺4町1村などから避難して市内で暮らす2897世帯に配られる。

 周防大島町といわき市は、カウアイ島と関係が深いという縁で相互交流している。11年9月には、いわき市のフラチームが同町を訪れた。(久行大輝)

(2013年12月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ