×

ニュース

英海軍の哨戒艦 海自呉基地寄港

 広島県呉市昭和町の海上自衛隊呉基地に19日、英海軍の哨戒艦スペイ(2千トン)が物資の補給や乗組員の休養のため寄港した。23日ごろまで呉に滞在する。

 海自からは練習艦しまかぜ艦長の萬年敬(まんねんけい)2等海佐たち約30人が桟橋で出迎えた。英海軍の船の呉寄港は30年ぶりという。スペイ副長のブジリット・マクネー海軍少佐と、艦のロゴを刻んだ盾を交換するなどして交流した。

 スペイは、インド太平洋地域での英海軍のプレゼンス(存在感)向上などを目的に昨年9月に僚艦と英ポーツマスを出港、常時約50人が乗り込み、任務は5年に及ぶ見込むという。

 艦内を報道陣に公開したマクネー副長は「英海軍と海自との関係は初期段階だが、価値観を共有している。連携能力を高めたい」と話した。

(2022年11月20日朝刊掲載)

年別アーカイブ