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「オバマ氏 被爆地で見聞を」 広島・長崎市長 きょう要請文提出

 広島、長崎両市は25日、米国のオバマ大統領に2014年4月の来日が実現した際の被爆地訪問を求める要請文を26日に東京の米国大使館に届けると発表した。キャロライン・ケネディ駐日米大使から提案を受けていた。

 要請文は、広島市の松井一実市長と長崎市の田上富久市長の連名。「核兵器のない世界」の実現を掲げるオバマ氏に、被爆地で被爆の実態を直接見聞するよう求める。米国大使館には両市の東京事務所の職員が出向く。

 日米両政府は、14年4月にオバマ氏の日本公式訪問を実現させる方向で調整している。松井、田上両市長は今月16日、米国大使館でケネディ大使に面会した際、オバマ氏の被爆地訪問を要請。大使が「両市が要請文を送れば必ず検討すると思う」との提案があったという。

 広島、長崎両市は09年と12年にも一緒にオバマ氏へ要請文を送ったが、返答はなかった。(岡田浩平)

(2013年12月26日朝刊掲載)

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