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「平和に関心持ち続ける」 中区で若者がピース・ナイト

 若者が平和のメッセージを発信する集い「ピース・ナイト・ヒロシマ」が23日夕、広島市中区の平和記念公園であった。県内の中高生たちでつくる実行委員会が企画し、独自の平和宣言を発表。ロシアのウクライナ侵攻や平和への関心を持ち続けると誓った。

 原爆慰霊碑の前に設けたスクリーンに、広島と同じ空の下で今も戦争が起こっていると伝える実行委制作の動画を映した。その後に広島大付属中1年西谷真衣さん(13)が「私たちにできるのは、戦争や平和に関心を持つこと」などと宣言。最後は平和への願いを込め、ライトを点灯したスマートフォンなどを約50人の参加者と一緒に振った。

 集いは今年で3回目。参加したノートルダム清心高2年松下愛寿紗(あずさ)さん(17)=中区=は「ウクライナ問題を縁遠く感じる同級生が多い。身近な人に平和への意識を広げたい」と前を向いた。(田中謙太郎)

(2022年11月25日朝刊掲載)

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