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原発安全審査 「厳格に」島根知事要請 規制庁訪問 周辺自治体にも説明を

 中国電力が島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)の再稼働に向けた安全審査を申請したのを受け、島根県の溝口善兵衛知事は26日、原子力規制庁の池田克彦長官を訪ね、厳格な審査を求めた。

 福島第1原発事故で得た知見の反映や、放射性物質を薄めて放出する排気(ベント)設備の厳密な審査など7項目。審査結果は立地する県と松江市だけでなく、出雲市、安来市、鳥取県など周辺自治体にも丁寧に説明するよう申し入れた。

 池田長官は「ベントなどしっかり審査する」とし、地元への説明は「科学的根拠に基づいてきちんと説明する」と答えた。

 溝口知事は「住民の不安がないような審査をされると期待している」と述べた。(山本和明)

(2013年12月27日朝刊掲載)

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