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[2023広島サミット] 高校生も「G7」前に会議 福山で2月開催 生徒会活動など発表

 福山市内の高校生たちが生徒会の活動や研究成果を発表する「福山生徒会サミット」を来年2月、市内で開く。同5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、官民でつくる広島サミット県民会議とのコラボレーションを計画。G7サミットでの広島の魅力のPRなどもテーマに議論し、機運を盛り上げる。(門戸隆彦)

 福山生徒会サミットは来年2月12日、福山市西町の複合施設「iti SETOUCHI(イチ セトウチ)」で開く。同市内の複数の高校の生徒会が日頃の活動や研究の成果を発表。また、G7サミットを広く周知する方法や、サミットで訪れる外国人に広島の魅力をどう伝えるかをテーマに意見を交わす。

 福山生徒会サミットは福山市の一般社団法人ふくやま社中などが主催。同社中は高校生や大学生がビジネスプランを考え、発表する催しなどを手がけてきた。27日には市内4校の生徒や同社中の関係者計8人がサミットの開催方法を協議。市内の全高校の生徒会に開催を知らせ、当日に発表する学校を年内に募ることなどを決めた。

 葦陽高(久松台)の金盛舜也生徒会長(17)は「他校の生徒会がどんな活動をしているのか興味がある。情報や課題を共有できれば活動の充実につながる」と期待。ふくやま社中の角田千鶴理事(44)は「G7サミットに向け、若者の意見や考えを広く発信する場にもなれば」とし、中学生と大学生の生徒会サミットの開催も視野に入れる。

 同県民会議平和・若者参画推進課の森岡庸介課長は「若い世代の主体的な取り組みで頼もしい。県民会議としてどういった協力ができるか考えたい」としている。

(2022年11月29日朝刊掲載)

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