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岩国市長、普天間返還の早期実現訴え 知事の「辺野古」承認受け

 沖縄県の仲井真弘多知事が27日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設へ向けた名護市辺野古沿岸部の埋め立て申請を承認したことを受け、岩国市の福田良彦市長は「政府は重く受け止めてほしい」と述べ、あらためて普天間飛行場の全面返還の早期実現を訴えた。

 福田市長はこの日、市役所であった定例会見で仲井真知事の承認を「沖縄でさまざまな意見がある中、現実的な判断をされた。苦渋のご決断だったと思う」と述べた。政府に対しては「全面返還の実現に向けていっそう努力をしてもらいたい」と求めた。

 さらに、福田市長は「移設場所については地元の了解のもとに一定の方向性が示された」と述べ、普天間問題については解決の見通しが立ったとの認識を示した。その上で「先行移転になるかどうかの議論は終息する」とした。

(2013年12月28日朝刊掲載)

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