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原発事故の今を写真で知って 広島市南区でイベント

 東京電力福島第1原発事故の被災者支援を続ける広島市の市民団体「福島と広島をつなぐ会」が28日、支援の輪を広げようと、南区のJR広島駅南口地下広場で活動の報告イベントを開いた。

 広場の一角に、同会の叶堂恵子代表(55)=西区=が8日、福島県飯舘村の居住制限区域を訪れた際の写真など約60点を展示。閉鎖されて雑草に覆われた学校の校庭や、放射性物質を取り除く作業が続く様子を伝えた。

 叶堂代表が加わる南米音楽のグループが2011、12年に福島県川俣町で開かれた音楽祭に出演した縁で、同会は今夏、地元の小中学生14人を広島に招いた。この日もこのグループがステージで「コンドルは飛んでいく」などを演奏した。

 買い物に来ていた府中町の主婦、高橋フミエさん(73)は「いまだに大変な様子が分かった。募金など支援をしたい」と話していた。(岡田浩平)

(2013年12月29日朝刊掲載)

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