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原爆ドームの意義 再認識 世界遺産登録26年記念し集会

 原爆ドーム(広島市中区)の世界遺産登録26年を記念する集会が7日、ドーム前であった。被爆者たち71人が参加。ロシアによるウクライナ侵攻などで緊迫する国際情勢を受け、「核兵器使用を許してはならないと警鐘を鳴らすドームの意義を再認識し、核廃絶と恒久平和の運動を強化する」とのアピールを採択した。

 被爆者団体や連合広島など12団体でつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議が主催。県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(80)はあいさつで「ドームが無言で語り続ける課題を一緒に考えていこう」と呼びかけた。

 ドームは1996年12月7日、厳島神社(廿日市市)と同時に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。(宮野史康)

(2022年12月8日朝刊掲載)

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