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「学ぼうヒロシマ」今年も発行 中高生向け 被爆証言を英訳

 中国新聞社は、広島国際文化財団の協賛を得て昨年初めて発行した中学生・高校生向け平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」を、今年も制作する。昨年同様、世界平和を願う被爆地広島の訴えを21世紀を担う若者たちに受け継いでもらうのが狙い。

 昨年は、中学生・高校生向けともタブロイド判、カラー、24ページで、5月に制作。広島県内の全ての中学生・高校生に配った。山口県では、市町教委が中国新聞社と新聞活用協定を結んでいる東部9市町にある国公立中学校に生徒全員分を届けた。対象は両県合わせて18万人を超えた。

 内容は、被爆者の証言記事がメーン。「学徒動員」「学童疎開」「入市被爆」など原爆に関する用語説明、原爆の基礎知識の解説、ワークシート、ブックガイド、被爆者を取材した中国新聞ジュニアライターの座談会などを盛り込んだ。被爆証言の一部は英訳も掲載。中学、高校のレベルに合わせた英語の確認問題も載せた。

 2回目の制作となる今年は、昨年の内容を基に、さらに充実した紙面づくりを目指す。

(2014年1月3日朝刊掲載)

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