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平和・国際交流を拡充 サポーター制度への賛同呼び掛け ヒロシマ平和創造基金

 多くの人々の支えで被爆地からの発信を強化―。そんな思いで「平和サポーター制度」を1日に創設した公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡谷義則中国新聞社社長)は、多様な切り口で六つの平和・国際交流事業を展開している。

 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)と共同で進めている「ヒロシマ・アピールズポスター」の制作は、芸術を通して被爆地広島の願いを訴えている。昨年は、川崎市のアートディレクター葛西薫さんが制作。空を見上げる青年を墨で描き、原爆で家族や友人を亡くした悲痛や、平和への尽きない願いを表現した。

 「ヒロシマピースグラント」は、被爆体験継承と平和創造に向けた市民グループなどの活動を助成。「国際交流奨励賞」は、国境を超えた平和活動を続ける団体・個人に贈っている。こうした事業はいずれも、広島国際文化財団(山本信子理事長)から引き継いだ。

 同基金は、制度創設で、平和・国際交流活動のさらなる拡充を目指している。そのためにも、平和サポーターへの賛同を国内外で広く呼び掛ける。

≪平和サポーター制度≫

 国内外の個人や法人から賛同者を募り、集まった寄付金は全額、基金が取り組む平和・国際交流活動に充てる。

 寄付金は原則3千円以上。6日以降に基金事務局(広島市中区土橋町7の1、中国新聞ビル8階)に持参するか、最寄りの銀行から振り込む。広島銀行と、もみじ銀行で専用振込用紙を使った場合は、振込手数料が無料になる。用紙は、中国新聞本社支社総局や中国新聞販売所などで入手できる。

 専用口座は次の通り。

 広島銀行本店営業部 (普通)3943411
 もみじ銀行本店   (普通)3889785
 問い合わせは、基金事務局Tel082(234)0061(6日以降の月-金曜の午前9時半~午後5時半、土日祝日は休み)。ホームページhttp://www.hiroshima-pcf.or.jp/

(2014年1月3日朝刊掲載)

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