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伝えるヒロシマ 被爆70年へ資料募集

 被爆70年の2015年8月6日に向け、中国新聞社は「伝えるヒロシマ」と題して読者や地域の皆さまから、原爆による惨禍と平和への願いを刻む資料を募り、紹介します。

 1945年8月6日、米軍が投下した原爆で広島は壊滅し、年末までに13万~15万人が亡くなりました。生き残った人々は廃虚から暮らしを街を再建し、平和への誓いをかたちづくってきました。しかし、被爆者の平均年齢が80歳に近づき、世代交代は避けられません。被爆地広島でも記憶は薄らいでいます。

 家庭や学校、企業、団体などでお持ちの遺品、書き残されていた日記や書簡、手記、絵、撮られていた写真…。資料を体験者やご家族の皆さまと共に掘り起こし、込められた思いを考え、未来へつなげたいと思います。

 寄せられた資料は、特集紙面で紹介します。英語でもウェブ発信します。「あの日」からを生き抜く人たちの証言をはじめ、公的施設で保存されている資料も取り上げます。

 「伝えるヒロシマ」は皆さまと被爆70年の歩みを記録する営みです。ぜひ情報をお寄せください。

 【連絡先】〒730―8677広島市中区土橋町7の1、中国新聞社報道部。Tel082(236)2323、ファクス082(236)2321、電子メールhoudou@chugoku‐np.co.jp

(2014年1月6日朝刊掲載)

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