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F35Bの着陸場所増設 岩国基地2ヵ所に 岩国市、騒音影響確認へ

 米軍岩国基地(岩国市)で、所属機のステルス戦闘機F35Bが垂直に着陸する場所が2カ所に増えていることが14日、分かった。岩国市は今後、騒音などへの影響を確認する。

 F35Bは大型艦船の甲板にも搭載され、垂直に着陸できる。岩国基地の北側に着陸場所が1カ所ある。岩国基地報道部は14日、約2週間前から基地南側で新たな場所を使い始めたことを認めた。「二つは昔から計画されており、垂直着陸の能力を獲得する」としている。

 岩国市は1日、F35Bが新たな場所に着陸するのを見つけ、国などを通じて7日、基地側から増設の回答を得た。穴水辰雄・基地政策担当部長は「今後の垂直着陸の頻度や騒音状況を踏まえ、市民生活に影響がないかを確認したい」と話している。

 岩国基地のF35Bは2017年、米海兵隊がFA18ホーネットなどとの入れ替えで米国外で初めて16機を導入した。さらに16機が22年5月までに配備された。(有岡英俊)

(2022年12月15日朝刊掲載)

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